独り言置き場その2!
2023
3年前、コロナ禍真っ只中のGWにフールーが行っていた在宅支援の視聴開放で見たのが、私とヒロアカの出会いでした。
はまったタイミングでステの公演も決まっていて、これ幸いとステのチケットを抑えたものの、この年の公演は延期。
以降に行われた2021年、2022年のものに関しましては、それはもう楽しく観賞させていただきました。
とてもとても素晴らしく、男女混合の合唱等すごく聴きごたえもあって、満足度100億点って感じでした。
反面、このクオリティのものを出しているにも関わらず、お席が全部埋まっていなかったこととか、正直衝撃的でした。
今回はキャパ自体も狭まり、気持ち的にハラハラした部分があったくらいです。
その不安をバシッと拭い去ってくれたのが、これ、今回一番の魅力であり大きかったもの。
A組全員の子に、役者さんをきちんと当てがってくれたことでした(葉隠さんは名塚さんのお声というある意味本家ということで)
これまでの公演でも、小道具を使ってその存在を何となくにおわせてはくださっていましたが、マァ……みたいなところがありました。役者さんが配置されていないA組の子。
そのチープさもコメディ要素として成り立ってはいましたが、マァ…みたいな。
今回の「最高のヒーロー」に関しましては、マジでそんな、マァ…みたいなお茶濁しを微塵も感じませんでした。
A組のみんなで力を合わせるアクションシーン、みんなみんな見入りました。
ワクワクが止まりませんでした。
嬉しいなぁっていう気持ちでいっぱいになりました。
ありがたいことに、ヒロステは役者さんの続投が多いこともあり、キャラクターの個性にしても独自の進化を遂げているところがあります。
相澤先生とマイクによる即興漫才は勿論、青山君があまりにも特別な、裏主人公レベルの輝きを持ってしまっているのが罪深い。
そのきらめきは、今回もただただ眩かったです。
エンディングの歌唱では、主人公の出久よりソロパートが長いの何なん。最高。
真堂くんやお肉先輩にウザ絡みしていた青山くん何なん。最高。
青山君が舞台に立っているだけで、何かしら面白いことしてくれているので、目が離せません。
またヒロステに関しては、作ってくださっている方がきちんと先の展開を把握してくださっている節があり、そこもうれしく思ってしまいます。
青山君に関しては、先の展開で彼がどのようなキャラクターだったかっていうのが割れています。
今回は、公演内容にもそれとなくにおわせてくれていました。
昨年に関しては、それこそステ公演中に青山君の真実が明らかになったもので、どどどどうすんのみたいな空気がありました。
出久とかっちゃんにしても、ヒーローチップスのおまけのカードについてわざわざ目立つ回想シーンを入れてくださっていて、いやもうこれは原作の先のお話知らなくちゃでっかくフィーチャーしないでしょ?!みたいな。
出久とかっちゃんと言えば、毎度冒頭でこれまでの経緯みたいなものを説明してくださるのに、きちんと折寺時代を表現するにあたって学ラン着てくれるのが熱いですね。
今回も着てくれました。
物語としての説明としての冒頭回想とは別に、今回ですとグラウンドβで行われる私闘前の移動中のシーンで、この流れもっかいやってくれるんですよね。二人の因縁を表現するために。
一つの芝居で、同じシーンを二回演じてくれんの。
そんなことあるんだ?!みたいな感動を覚えました。こちとらこの二人をおかずに白米を食べているので、見せてもらえるならそりゃ何度だって見たいエピソードです。
ありがとうございます最高です。
出久とかっちゃんは、役者さんがとにかくこの役にとんでもない熱意を込めて参加してくださっているというのを、割とオープンな場で言葉にもされています。
ファンとしては、これも嬉しい限りです。
私闘シーンにしても、自分たちで演じたいとずっと主張されていたところです。
今回の公演でそれが叶い、いやぁ、よかったねぇ。報われたねぇという、ほっこりとした喜びも覚えました。
グラウンドβへ向かう移動中という尺を利用しての回想シーンの挟み込み、からの、私闘シーン。
アンサンブルさんが戦闘シーンを表現するのにステージ上を駆け巡る中、キャラクターとしては出久とかっちゃんの二人きりというシチュエーションが長く続きます。
気迫溢れるお声も、ボタボタに垂れていく汗も、お二人の全力が発揮されている証のようでした。
熱のこもった素晴らしいお芝居だなぁと、このお芝居を見ることができること以上に幸せなことなんてあるのかと、胸がいっぱいになりました。
これが4/30に公演を見た時の、感想になります。
改めて5/6の公演を、これから見に行きます。
体調不良になられた主演の出久役に代わって、アンダーの方が演じてくださる、もう一人の出久のお芝居です。
凄く凄く、楽しみです。
カンパニーの皆さんが守ってくださった公演を、全力で楽しもうと思います。
(公演続行で希望者には払い戻しも受け付けるっていうの、あまりにも良心的過ぎません…? 何かグッズ買って貢ぎますね…!!)
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