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独り言置き場その2!

2025

0314
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2017

1012

私が今一番表現したかった形がこれです。ネヴァとナナが大好きです。




ネヴァジスタの学生五人が築く対人関係の印象ですが、無害なのは白峰くらいで、れんじくんについては悪意があろうがなかろうが暴力的、茅さんやさっちゃんについては無関心、瞠くんは表面だけの浅い付き合いを持ち前の器用さでひょひょいと回してる、というものを私は持っています。身内の枠に入る人間以外には執着を抱かないし、優しくもない。清史郎の願いを叶えるために岡崎先生の評価を地に落としすくらいの残虐を可能にする子供たちが、ナナっ子という第三者と接する時どんな人間性を見せてくるかというのが今回表現したかったことの一つです。逆に清史郎は誰に対してもただただ懐っこく、元気でかわいい、深みにさえ入らなければ誰からも好かれる、それこそアイドルみたいなとってもいい子!ってのを強調させたつもりです。

そんな感じの以下3本です。



・琥珀の精霊

タイトルは語感の綺麗さがさっちゃんや陸のイメージというだけで、それ以外特に意味はないです。陸の持つ不思議な魅力に関心を持ったさっちゃんが面白がって首をつっこむってので、ちょうど書きあがったあたりで陸の訴求力についての設定が明らかになり、胃がヒュッてなりました。この設定の怖いところは、個の持つ数多で語れる魅力を、「訴求力」という端的な一言で終わらせてしまえるところです。この設定のおかげで、さっちゃんの持つ短絡的な快楽思考を悪い意味で目立たせたかったという要素が、陸の持つ訴求力にさっちゃんがただ引っかかっただけ、という解釈に引っ張られてしまい、物悲しかったです。陸の訴求力を意識して書き換えたのは、さっちゃんが唐突に泣いたってところくらいでしょうか。

りっくんの自害をノリノリで手助けしようとしているさっちゃんの描写については、りっくんの思考を先読みした気になり、どんな反応が返ってくるかワクワクしているってだけです。実際目の前で自害されそうになったらアワワワワってなるでしょう。ハニカム時系列のさっちゃんであれば、これが幽霊棟の子が相手だったらからかう余裕もなく必死になって止めたでしょうけれど、初対面の第三者が相手であるからこそ不謹慎な楽しみ方をしているというのが表現したかったところです。


・スカイブルーの涙空


タイトルは清史郎のイメージそのままです。
賢太郎が手紙を返してくれなくて、東京に行ったけれど結局会うことができなかったことから、今の清史郎があるとして。陸は天に対し手紙の類を出すようなコンタクトは取っていませんが、芸能界という天のいる敷居まで自分の足で上り詰めました。蟠りが爆発する前に実際天に会うことができたからこそ、今の陸があると思っています。清史郎と陸の差は、これかと。清史郎と陸の対比を表すのに、手紙を返して貰えなかった清史郎と手紙を返して貰えた陸というのが分かりやすい!って思っていたんですが、いや、よくよく考えたら別にりっくん天にいから何か貰った訳ではないな、りっくんのが能動が結果を出したからこそ今の仲良し双子ちゃんがあるんだなって。ただりっくんの場合はテレビで活躍する天にいという、リアルの天にいの姿を追いかける機会があったのは大きいでしょう。清史郎の場合は数年間の音沙汰無しが精神的にもダイレクトに響き、その上出した手紙は無視され続けたと言う拗れる要因の悲惨さもきついです。

清史郎と陸では、実兄との境遇で重なる面は多いです。明るくて社交的、だからこそどん底の悲しみを知っているという根付いた暗さのギャップがきついと言うキャラクター性も、似ています。でも上の子に対し歪んだ一途を胸に抱いてきたという意味では、陸よりも一織の方が精神面で清史郎に近いところがあると思い、今回二人をぶつけました。友達を作るのが上手じゃない、社交的じゃない一織が心を許していたのは実兄の三月であり、三月のアイドルになりたいという夢を叶えてあげたいというのが、一織の夢でもありました。三月の夢が無事叶ったところで、今の一織は陸を売り込むことにお熱になっています。一織なりのプロデュースとは解釈が違ったことで揉めてしまった三月相手とは違い、陸は一織の熱意を全面的に受け入れ、また陸自身も一織からの介入を喜んでいることが、一織を更に夢中にさせているのでしょう。

新しい生き甲斐を見つけた一織は、三月との二人きりを卒業しました。一方の清史郎は、まだまだ賢太郎高校在学中です。実際二人が出会い、胸の内をそこそこ知ることができたとしたら、自分の視野が広がった経験があるからこそ清史郎にもきっかけを与えてあげたいと持ち前の面倒見のよさから考え、一織は世話を焼きたがるんじゃないかと思い、今回みたいな感じでネタ出ししました。

拗れ捩れの執着を賢太郎へひたむきに向けている清史郎の関心は並大抵のことではブレないでしょうが、中学生時代に賢太郎の代替えとして誠二とよろしくやっていたり、賢太郎への深い愛情が憎しみに反転したきっかけでもある古川くんの存在だったりと、賢太郎という随一をさて置いて何だかんだで清史郎も結構気が多いので、そこら辺つきつめて清史郎のカップリングについても考えたらニマニマできますし、そういう意味では一織だって優先順位としては陸と三月どっちのが上なの?ってなった時、3部での家出騒動だと寮に残された陸を気遣うことなくひたすら兄さん!兄さん!だったので、ぶんたさんの書くお兄ちゃんご執心キャラは本当に面白いなあって思いました。また今回この本を出すにあたり、腐要素は排除した上での人間関係を表現することに凄く気を使ったつもりですが、そもそもナナの場合は公式の一織が公式の陸のこと大好きなので、そこら辺は歪みなく明け透けにさせています。カップルだのBLだのさて置いて一織は陸のことが大好き!(強調)


・はかれなオーディション


幽霊棟の外の子とのやり取りで一番好きなのが、夏ネヴァでのれんじくんとアンガールズのものです。ゲームとっちゃうやつ。意地悪をしている意識のないジャイアンなれんじくん、めちゃくちゃ好きです。れんじくんのジャイアンキャラと合わせるに当たって、壮五では白峰のように萎縮して終わる、環では過激VS過激で会話にオチをつけられないということで、今回は1対2の形に収まらせました。ナナ側で他の子も結構顔出させていたように、ネヴァ側でもマッキーや吾朗さんをれんじくんに絡める予定ではあったのですが、保護者を出してしまうとれんじくんの持つかわいいらしい面が目立ってしまうため、そこら辺の要素は全てカットしました。

メッゾという外野視点から、言葉や態度は乱暴だけど親しみにくい訳ではない、自分に自信のある上から目線でふんぞり返ってるワンパクなれんじくんってのが表現したかったところです。他二本と違いキャラのメンタル面で掘り下げたい要素が特に無かったので、ナナメンのことが大好きな環くん、八方塞になって胃を痛めている壮五など、微笑ましくて大好きなナナっ子の持つキャラ要素をせっかくなので詰めたつもりです。

 

 

以上、七人。

大好きな作品の、大好きなキャラクター達です。

最近はカップリングを意識したものばかり書いていたので、綺麗な心で作品と向き合う機会を持ててとてもよかったです。ネヴァプチ開催ありがとうございました。優しい朝のはじめかた万歳。

 

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みろ
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非公開
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好き好きネヴァジスタ。

好きキャラ
槙原、さっちゃん。辻村も。

好きカプ
津槙 辻槙 神槙 茅瞠 峰辻 咲煉

ネヴァの子みんな好きだからどのカプも好きよ!
でも津槙は断トツなの!!!!

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