2011
神槙って、私本編だけなら槙→神っていう依存路線しか考えてなかったんですね。
あくまで私のイメージでは、神波さんにとって槙原は駒の一つ（しかも古川君関係なので邪魔）でしかない的な。
そこにご登場の、コンビSS様ですよ。
神波さんが槙原（笑）ではなく槙原！と槙原を意識したのってあの一晩の過ちが原因だったのではないか的な。
神波さんはあの時流した槙原の涙の意味を悶々とずっと考えてればいいんだ…的な。
あくまで私のイメージですが、神波さんって友達なんかいらないよーって感じの方かと。
瞠くんとか大事な子はいるとしても、そういう特別な距離感の子の他は欲していなくて、知りあい程度とは軽い慣れ合いだけで十分、深くはつっこもうと思いません、あとは一人で大丈夫ですみたいなテンションでいそうです。
そこに割り込んできた槙原っていう異端を意識した結果、実質神波さんは彼を友人として求めている描写があり、おい公式いぃぃぃぃぃぃ！！！ からのキャッチミーイフユーキャンンンンン！！！！ 的な。
神波さんと瞠くんの行為で槙原ハートフルボッコ、槙原の心中は私はまた雨の中のうんたらかんたらに戻ってしまった的な解釈をしております。
この時点で私の中では、神波さんと瞠くんが槙原に持つ好意は同等レベルになり。
依存というよりは羨望、持ち得なかった無垢さ、純粋さ、幼さ、そういう綺麗な気質を神波さんは槙原に抱いていたらいいなーというメージです。
反し、槙原→神波さんはあーもう面倒くさい大人だな（笑）みたいな。
神波さんからの吐露で彼の内面を知り得た槙原だと、目線が変わってしまうと思うんです。
それこそ、元々憧れの大人のお兄さん！だった神波さんが、槙原の世界の枠で面倒を見てあげなくちゃいけないかもしれない人という、それこそ生徒達を見るような庇護の色が多少混ざる的な。
何だかんだで優しい性質の槙原は、他人の痛みを自分のことのように考えられる、自己犠牲精神もそこそこ持っていられる人種だと思っています。
空気は読めませんけれど。
ここで生まれた槙原からの上から目線って、私の中でね。
白峰のお誕生日SSに繋がってしまったんです。
瞠くん言ってたじゃないですか、誠二を足としか思ってない的なことを。
え、槙原そういう物言いをするのは賢太郎じゃないの？何で神波さん相手にそんなこと言えるの？？と凄い驚いてしまいました。
うわぁ、槙原ってば結構神波さんのこと近い距離で見てたんだなーっと。
それこそ神波さんの求めた、友人としての距離感ってこれじゃね？的な。
幽霊島くれよ過程さっぱりで妄想するにも不便過ぎますよって。
そんな私は、さっちゃんシナリオクラスタっていうかさっちゃんシナリオが好きすぎて他が正直あばばな面もあったりなかったりなんですが、さっちゃんシナリオの魅力の一つとして唯一神波さんがハイパーダークヒーローとして初っ端っから活躍することがあると思うんですね。
神波さんてめぇこの野郎状態の槙原を、一笑で蹴散らす神波さんマジevil。
この対極っぷりもうまいうまい。
悪意から生まれる特別な感情とは、ひっくり返せばそれだけ多く意識して相手を見ているということの象徴に繋がります。
逆転の発想をすれば、カップリングに転がせます。
王道ですね。
つまり神波さんと槙原のコンビって結構バランスよく美味しいネタ転がってますので、純愛でも暗いのでもお料理しやすいよねーという。
実際潜在ファンは多いでしょ。
面倒見のいい槙原×グズ波でも、槙原を意識して悶々とする波×何でも受け入れちゃう原でもこの二人の立ち位置を妄想する所から、パターンなんていくらでも作れるじゃないですか。
ちなみに私はそこに瞠くんをぶっこみたい派です。
そんな訳で相性良いカップリングだと思いますし、私普通にこの二人好きですよっていうお話でした。
私神槙で書いた三本をハッピーな感じで纏めたので、今度は違うパターンにも挑戦したいものです。