2017
以下感想文です。
★一章一話 すんずくアルタ前アニメーションムービーについて
TRIGGERが雨の中でパフォーマンスをしようとしているこのシーン、時系列としては芸能界からTRIGGERが抹殺されたに等しい失墜を遂げた後とかでしょうかね?
TRIGGERの衣装が初期のものということも含め、一から出直しているのがよく窺えました。
バックのモニターに映されたIDOOLiSH7の華やかさから漂う強い皮肉に、初っ端から飛ばしてくれるなあとぞくぞくしてしまいます。
今回更新分で一番ドギマギさせられている二階堂大和事件について、この時点でIDOOLiSH7が頂点に残っていることから、この件がIDOOLiSH7の失脚に繋がらなかったという表れでもあるので、そこに関しては心穏やかにいられます。
いえ、一度落ちた評判をのナナのみんなの頑張りで取り戻した可能性も否定はできませんけれど。
二階堂大和事件の扱いに関しては、ネタとしても完全な前振りポジで、その後もっとドデかい大事を振りかけてくると思ってる派です。
周りに心を開いていたことで恵まれていたつなしさんと、周りの目から逃げていたことで自分を追いつめてしまった大和さんの対比を見せつけた上で、その場の危機としてはIDOOLiSH7の方が色濃い印象を残してきたけど、大事に繋がるものはTRIGGERの方だった的な。
また、今回更新分である三章までですと、TRIGGERが落ちぶれる要素というのもそこまで表に出ていないので、今後どんな爆弾くるのかドキドキものです。
つなしさんがキャラクター作っていることより、ズールくんのセンターの子が天にぃを引き摺り下ろしたがっていることの方が重そうで、一体天にぃはこれからどんな目に合わされるのか…これがボーィズラァブ作品でしたら九条のおっさんの愛人説とか出そうですよね。ドキドキものです。
アイドルという夢を売る職業のことを考えますと、つなしさんの演技もそうですし、天にぃの経歴も、TRIGGERの作ってきた高貴なイメージには合いません。七瀬陸との血縁関係バレからの養子として引き取られた事実とか、天にぃの作ってきたキャラクターを一気に生々しいものにしてしまいますもの。
三部が今までのシナリオの中でも一番話が長くなるってことは、ブラホワまで行きそうですし、TRIGGERの皆さんには是非逆境を乗り越えて総合部門優勝を勝ち取って貰いたいものです。
★一章一話 IDOOLiSH7くんデビュー1周年おめでとう!について
デビュー1周年記念ツアー開催おめでとうございます。
陸の前説(?)がすっかり板についていたことに、胸が熱くなりました。
りっくんアイドルしていました。りっくんセンターしていました。
ファン層の表現も面白かったです。
りばれ先輩のファンはお姉さん、ナナのファンは女子高生。
ピタゴラライブの三月へかけられた「兄貴ー!」というコールの濃さ。
リスポん時も三月だけ野太い声かけられていたみたいなの見まして、何、三月はアイナナ界のメンズのおれたちからそんな大人気なんでしょうか。微笑ましいが過ぎますね。
みんな大好き公式ノベライズ「クーラーとパンツ」でも、同性のファンを大切にしたいという三月の描写が強かったので、その結果がよく表れているなあと。
おめーらの兄貴じゃねえよみたいな返しに関しては、三月は一織だけの兄貴という意味で大変幸せな気持ちになりました。
また、世間の印象としてIDOOLiSH7・TRIGGER・Re:valeがアイドル三大手になったきっかけがこけら落としだったって整理されていたのはメモメモ要素かと。
この3グループの仲良しセット売りを、ファンが評価し、求めている描写があるのも。今後が怖いところですが。
★一章二話 新生私服と新生小鳥遊事務所について
みんなの新しい私服もとても可愛いですね。これ初秋イメージ?りっくんのやんちゃな可愛さが際立つパーカー姿最高ですね。りっくんの私服の中では一番好きかも。
一方の三月は三種目の私服でやっとパーカー絶ちですよ。パーカーあるから幼く見えると思ってたけど、パーカーじゃなくても幼く見える着こなし何と言うことでしょう。
ナギの上品なジャケット姿はただただ眩しいです。トレードマークだった首元を飾る黄色いリボンちゃんを卒業させた結果、随分とフォーマルに傾いたことで。
大和さんのゆったりした上着めっちゃドストライクですえっち。
章が新しくなる度新しい耳つきパーカー着てくる環くん超かわいい。
事務所の裏方が増えますエピソードについてですが、この手のアイドルもので華やかなステージの裏にはこんな大変なことが…っていう話作りの中でも、表に立つキャラクター個々の問題でなく、その主役等をサポートする側で変な問題起こしてる作品って、私あんま知らないんですよね。
ナナっ子の環境と見比べるとして一番近いものは、TV版わぐちゃんでしょうか。あれは事務所側が本当にクズで、ドル側の子たちが変な仕事持って来られて><ってなっちゃう胸糞エピとかもあるんですが、差し置いてもドルとして頑張る彼女達の物語素晴らしいので、私は大好きですという余談。
裏方が迷惑かけるエピというのは華やかさの欠片もないし、表舞台で頑張ってる子たちに無駄な傷を与えるだけです。ナナの場合はマネージャーである紡による箱チョイスミスというドルの子達の精神的ダメージ、事務所への金銭的ダメージというとんでもないやらかしを娘の成長物語として社長公認の美談に仕立て上げ、いい感じに未来へ繋げていたのがこの世界美し過ぎそこら辺は昔たくさん書いたのでこの場ではハイ終了。
で。そんな小鳥遊事務所も人が増えることになったということで、おめでとうございます。営業増やしたってことは仕事取りにいくのも紡が表立たなくなるってことすかね。小鳥遊事務所の今後の動き方についても、どう表現されていくか、凄く楽しみです。万理さんも。万理さんも!
マネージャー業につくという万理さんがナナっ子たちからたくさん褒められてるところで、環くんが紡のことカバーしたの超超超かわいくて、環くんが優しい子でほんとあったかい気持ちになりました…プラス、環くんが人に優しく接しられるくらいゆとりを持てるようになったことに、これまたじんときました…。
りっくんが無神経な例え出したシーンはめちゃくちゃ笑いました。悪気のない天然最強ですね。一織のつっこみも冴え渡る一方で、絆されまくってるの超超超かわいい…そこにつっこむ実兄の三月の図が完全に新婚さんいらっしゃい…最高…幸せになってくれ…。
★一章二話 イェイイェイ!
あけぼのテレビ50周年おめでとうございます。どんなキーワードでも伏線扱いしたくなるので、このテレビ局の今後の動きにも注目してしまいます。
フレンドリーな楽さんかわいいですね。友達見つけて嬉しそうにする中学生みたいでした。天にぃの分のケーキとってくるりっくんもかわいいですね。普通に受け入れている天にぃもかわいいですね。慣れ合いの真骨頂トリオはマジ新し過ぎて可愛過ぎてこれはどうすればいいのか分かりませんね。三月日和で三月がももちゃんとスポーツ絡みで遊んでんのは見てましたけど、そこにリュウ兄貴も混ざってアウトドアしてんの可愛過ぎない??お花ちゃん三人揃っちゃってる図、キュート過ぎない??イェイイェイ!してるイラストの三月、背ちっちゃくて顔かわいくて顔もちっちゃくて、かわいい。かわいい!かわいい!この、普段知ってる姿と違う側面を見せつけられる彼氏達の図もかわいい…千さん、三人称で「おまえ」なんて使うんですね…。
ニコ生でえぐっさんが「帰りたくない!!!」って悲愴を露わにしていたにも関わらず、三部始まった途端ナギがノースメイア帰りまくってたのが明らかになったのはギャグ過ぎてびっくりしました。ただこれ、後で尾を引くやつだったら…胃が…重くなりますね…だって何で帰っていたかとか、紳士黙ってしまうんですもの。ずるいよナギさん。
★一章三話 引き続きパーティーについて
事務所の持つ力関係についての説明回でもあり、三大アイドルが所属してるのがちまいところだったっていうのを改めて見せつけてくる恐ろしい情報回でもあります。小鳥遊事務所はともかく、八乙女事務所と岡崎さんとこまでそんな矮小なとこだったとか、恐ろしい事実でした。
事務所の力がないから、ドルが裏でも手回ししているというRe:valeのエピソードはセンセーショナルかと。最早表方が裏方をサポートしているかのような役割になってしまっています。アイドリッシュセブン面白いですよねー。みんなに夢と希望を与えるアイドルという職業を成立させるためには、その職を生かす市場を確保するためには、表方も裏方も一丸となる必要があるとこうやって説明してくるの。
りっくんも言ってますが、ドルたちが表舞台で見せる力以外の姑息を駆使しなければりばれ先輩のようなビッグですら叩き落とされる世界ってのを厳しく描写してんの、ゾクゾクします。
ただ千さんに関しては、元々SHIZUOのお車どうのこうのだったし、それこそ星影でデビューしなかったことの方が不思議なんですけど。Re:valeというグループの価値を星影は当時見出していなかった系でしょうか…この手のRe:valeについての情報ってラビチャで明かされてんですかね…私は何も知りません…。
★一章四話 引き続きパーティーについて(みんな大好き千葉サロン、など)
了さんとももちゃんの交わす会話がウィットにトび過ぎててうける。ももちゃんがナナやTRIGGERの子相手には絶対見せないような顔、絶対向けないような声出してんのもうける。かっこいい。たまらん。ギャップ萌えですね。
星影につかまった千さんの方も、これはひどいの嵐。「千葉サロンのことは棗くんも知ってる」って、所属したばっかのタレントである棗くんに、何てこと教えてんでしょう。星影は絆第一ですから、その手の情報も簡単に提供しちゃう社風ってことですかね。これSHIZUOっていうか事務所的にも大問題なんじゃないですかね。それだけ星影は棗くんにメロメロってことすかね…娼婦相手に身を滅ぼしてんのうける…。
二部と違い、三部ではこの二階堂大和問題が芸能界全体で知れ渡っているオフレコ扱いになっていたのが面白いですよね。
千さんが二部で大和さんに「ゴシップくらい僕たちが守ってやる」って言っていましたけれど、これに関しては三部始まったばかりのこの時点で、もう千さんのお力云々を越えた悪噂の広がり方をしてしまっているため、全てが手遅れなんですよね。後手に回り過ぎた結果、二階堂大和個人の問題では当になくなってしまっているの。内部告発で大っぴらにするにしても、業界的にダメージを受けるのは二階堂大和側よりもSHIZUO側ってのが。二階堂大和のがおまけ扱いなのが…世界の広さを…改めて、突きつけられますね…そんだけ噂になってんのに、ドルの皆はともかくとして、小鳥遊事務所はそれでも一切裏を抑えてなかったとしたら逆にやばいくらいですけれど、どうなんでしょね。裏を取っていたとしても、脆弱な小鳥遊事務所では太刀打ちできなさそうですが…一部終盤でやられた心無い八乙女事務所主体のゴシップ記事連発によりナナ面が心を痛めた事件が甦ります…。
環くんが理のことで天にぃのことを恨んでいる素振りがないのは、心が洗われました、
プンプンしてる環くんかわいいですね。天にぃから理が向こうで花嫁修業してるって聞かされガチプンプンしたのもかわいいですね。っていうか、理はアイドルの修行でなく花嫁修業をしているんですね…謎………。
★一章五話 引き続きパーティーについて(つなしさんという光の存在について、他)
壮五にお父さんとの仲直りの提案をしてくるつなしさんが、光の民過ぎて眩しかったです。家族が不仲なのは不幸だと言い切ることができるつなしさんの環境と、最愛を咎められ抑圧を受けてきた壮五とでは訳が違いすぎます。つなしさんが壮五のもとまで堕ちてくるみたいなBLどっかに転がってそうですね。
つなしさんの親切にしても、口だけでなく行動でも表そうとしていたのがやばい。ただただやばい。手を出そうとしてるの。つなしさん、壮五の内事情に間に首をつっこもうとしてるの。つなしさんはいい子だから、他のナナ面でも困っているところ見たらそりゃあ全力でヘルプに入ったでしょう。今回は、という枕詞をつけるのは不躾ですが、それでも選ばれたのは壮五だった。壮五のためにつなしさんは身を乗り出した。つなしさんの親身が全力で傾いたのは、壮五だった…LOVE&GAME…そんなつなしさんの光の親切に対し、きっぱり拒否する壮五の意思が頑ななところにも、むちゃくちゃぐっときました。っていうかここで壮五が自己完結し、憧れの相手であるつなしさんに一線引いたのがやばかったです…また、そんな壮五に対して追い打ちをかける訳でもなく、謝罪し、彼の望む距離に落ち着いたつなしさんというのも大人の対応でした。大人な二人でした。さすが成人×成人。今後二人がどうやって慣れ合っていくかを想像するだけで、胸がはち切れそう。ちなみにそういう垣根を飛び越え殴りかかったのが三章のやまみつです。
ガヤがいなくなったところで紡に声をかけてきた楽さんのシーンは、ガヤがいなくなったところで紡に声をかけてきた楽さんというシチュエーションだけで大分面白かったです。タイミング窺っていたんですかね。健気です。ほかのタレントから声かかったところでするっと紡から身を引く楽さんのスマートさよ。外の目を気にすることができるイケメン、引きどころも完璧でした。
ブラホワについては、今年はナナが挑戦を受ける側ですから、ずーるくんとの直接対決にも期待が高まります。派手な演出でよろしく頼む~モップという新しい大会(?)の存在も出てきて、謎のバトル要素もどきが控えまくってる状態なの結構面白いですね。
天にぃの三部の私服は天使だと思いました。