2016
4月更新分全て読みました。
ボリューム半端なくてびっくりしました。
読んでも読んでも終わらなくて、目を白黒させてしまいました。
いやあ。アイナナくん月刊連載にしてよかったかもね。
その待ち遠しいっていう感覚だけで、イベントとかガシャとかどうでもいいから何もかも乗り越えられる気がするもの。
実際はどうでもよくないけど。
今回の更新分で驚いたこと。その1。
本来ならば主人公視点を担うマネージャーが中心から殆ど外されていたこともあり、アイドリッシュセブン個々のみんなで物語を動かしていたのが新鮮で、正直物凄く読みやすかったです。
特に後半ではあの子達自身が悩み、考えなければいけないことと対面し苦悩する展開を、とても丁寧に描写してくれていました。
2部に入ってから一番変わった印象は、マネージャーの立ち位置かもしれません。
1部ですと、どうにも一織のイエスマンな印象が強かったマネージャーですが、2部になってからはむしろ彼女の方が冷静に事を見れるポジションに移ったため、その手のもどかしさを覚える必要もなくなり、ストレスが減りました。
また、マネージャーとして一緒にアイドルのみんなと成長(?)する!盛り上げる!という視点で楽しむのも魅力の一つでしょうが、メインのアイドルくん達の生き様を全体として見るには、やはり神視点でないと難しいかなあと改めて思いました…。
紡ちゃんのことは好きです。でも、ここまでアイドルくん達個々がメインで、そこにマネージャーという存在が絡むのでないなら、マネージャー視点いらないかな?!ってのは思いました。
今回更新分で驚いたこと。その2。
思ったより、これまで公開してきたラビチャを意識していないですね。
3月更新分の時は、それこそ大和さんと三月の距離が近過ぎない?大丈夫?って思ったくらいだったんですが。
楽さんがすぐ紡ちゃんをナンパしてしまうのも、まあ、御愛嬌として。
一切のラビチャを開かず、本編のシナリオだけ追っていても充分辻褄の合う物語として楽しむことができるっていうのはありがたいことだと。
ラビチャ知っていること前提だとお金の意味でハードル高い作品になってしまいますし。
それだけ本編が度肝を抜かせる良シナリオってのも恐ろしいものですが。
ラビチャのポジションは、某ネヴァジスタでいうとんでもない量と化したサイドSSポジションとでも思っておけばイメージ崩れないかなって。
キャラクターの特徴掴むには目を通していないと印象が乖離してしまう恐れがあるけれど、本編シナリオだけでも最低限は賄えるよって。
まあ乖離するのが嫌だから!!!!!!!!何としても!!!!!!!!!!出さなければいけないんですけれどね!!!!!!!!!!!
では、ここからは各章を細かく。
4章1話ー!
調子のよくない陸のピンチヒッターとして天がアイドリッシュセブンのリハーサルを行った件ですが、これ、天が如何に陸のことを見てきたかっていうのが凄く分かり、こっちとしては微笑ましいくらいのシーンだったんですけれど。
歌もダンスも完璧なのは彼が天才というのを差し置いても、陸のことだからきちんと観察した上でこれだけのパフォーマンスができたとしか、思えず。
って言うか、そういうの含め天が陸を特別視し過ぎていることが明け透け過ぎなんですけれど!
一織が「過干渉」ってつっこんだのは、見ているこっちがアイタタタ!ってなってしまいましたね!その通りです!天にぃ認めてください貴方過保護です!
ここで陸が「天にぃがオレのことをこんなに見てくれているなんて!」って楽観視せず、何もできなかったという現実を受け止め、ちゃんと落ち込んでいたのにはある意味安心しました。
天を中心に物事を見る、何を考えるにしても天を指標としてしまう、みたいな盲目キャラではないということで。陸よかった、天にぃが絡んでも理性的でいてくれた。
ストレートな苦言を口にした一織に対し、キレそうになってる天の間へつなっさんと大和さんが声を揃えて入ってきたのは、超笑いました…。
大人の会話で取りまとめようとするつなっさんと大和さんの、とにかくこの場を収めないとって二人を宥めようとする忙しなさよ。
ただでさえ、一織と天が陸のことで感情的になってるってだけでも面白いのに。
舌打ちする天へ、声荒げながら一織がつっこんでるのはびっくりしました。そんな無礼なキャラでないでしょうに。
相手が天だから、その憤りは陸が傷つけられたからってのが表に出過ぎていて、一織にとっての陸、とは…と、改めて考えさせられました。
天の本心が、楽さんには伝わってなくてつなっさんは読めちゃってるってのもいいですよねー。
楽さん結構単純キャラですよね。裏表のない、いい子。
二人の足踏んでこの話を終わらせようとする天の強引さも、超可愛かったですね…クールキャラ装ってますけど、時折こうして子供っぽいところ見せてくるのずるいなあって思います。
楽屋に戻ってからの、しょぼくれる陸をあやす三月と壮五のお兄ちゃんポジションコンビはさぁ…かわいくてさぁ…子供をあやす空気っていうか、これ赤子をあやしている状態と言いますか…かわいくてさぁ……それでご機嫌取れると思われている七瀬陸とは、一体……。
三月がナギのフィギュアを使って、壮五が環のプリンを使って、陸を元気づけようとしているのは、彼氏の小道具借りてる彼女みたいで別の意味でも萌えました。
三月のここなちゃんアフレコの「おめでとー」は、声可愛すぎて?!ってなりましたね!
これがYONAGAさんの本気なんです?!やばすぎるでしょ?!
可愛い声過ぎるでしょ?!は?!これ男性なんです?!
さすがここな兄さん。
しょぼくれる陸を見るに耐えられないと言った様子で、動いた一織はとても男らしかったです。
この後のデキる男がモダモダしちゃう様も、最高でした。
陸の才能を知っているからこそ、陸の可能性を信じていたからこそ、彼にセンターでいて欲しかったと考える一織のマネージャー精神を思うと、センター交代に関しては本当に惜しい結末です。
センターをやるのが嫌なんじゃなくて、陸がセンターにいることで輝くアイドリッシュセブンが、一織の理想だったんだろうなって。
気持ちを切り替えると口にした一織から頑なさが抜け、マネージャーと親睦を深めていたの微笑ましかったです。
一織にとっても、つらい決断だったんでしょう。
「甘えてるんです」って寄りかかってきた一織に対するマネージャーの対応は、紡様節全開で…海よりも深い何かで一織を包み込んでいったの…いつの間に、こんなどっしりと構えられる女になったの紡様……。
ただセンター交代に関して、陸へ告げるのに一織一人で向かわせたのは、ちょっと酷だと思いましたね?!
この頃の陸は一織に対する劣等感を抱いていなかったから、微笑ましいで済みますけれど。
一織はセンター交代を受け入れた時点で、他者から自分達が比較されてしまうことを懸念していたでしょうし、陸が軽く受け入れてくれたことに対しては心底ほっとしたと思うんですよ…見て下さいよ、あの安心しきって微笑む立ち絵の尊いことよ…。
4章2話ー!
今回更新分は、全体を通してナギと三月のセット扱いが1部の頃みたいに戻りましたね!
二人絡んでばかりでしたね!凄いですね!カップルかよ!軽率に萌えました!
ええ声ええ顔で三月のことを持ちあげて、ここなを一緒に見て貰おうとするナギ最高かよ~~。
ナギが三月を評価するにあたって人として好きっていう感情以外に、三月が必死になって足掻いていたことをちゃんと理解していたのには驚きました。
ナギから三月に飛ばす矢印にますます重いものを込められるってことじゃないですかやったー!
ナギに関しては、もう少しのらりくらりとしたスタンスの印象の方が強かったんですよ。
1部の練習禁止令が出た時のエピソードが色濃く残っちゃっていましたみたいな。
そんなナギも、今ではこんな真摯な子に育って…感動です…。
アイドリッシュセブンを潰しにかかる側として、FSCの敵対描写がこの時点できたのは意外でした。
この手の壮五のネタが深く関わってくるのは3部かと思いました…いや、2部はOFBの通り三月と大和メインだと思ってたんで…メタっててすみません…。
とりっがの番組のことは、今回更新分だと殆ど触れてませんでしたね…これ今後も何かあるんですかね…。
まさかのFSC介入にしょぼくれてしまう壮五に対し、大和さんがバブあやしししたのは超笑いました。
1話で三月や壮五がバブバブしていたのは、相手がバブな陸だったからってのを大和さんが分かっていなかったというのに、変なピュアさを覚えてしまいました。
こんなところで天然さを出さないで欲しかったです、可愛すぎるおっさんに乾杯。最高。
可愛すぎるおっさんと言えば、千絡みで映画の話来たことでこれまた容赦なくつっぱねてたのもガキっぽくて可愛かったですね大和さん。
ナギの話す眼鏡を外して下さいネタは、大和の素顔についてをナギも抑えちゃってるってことだったんですね…。
今回そのことについては千もつっこんでいたので、何という真っ黒。
ナギをあしらうのに、ここなの名前出しとけばいいだろって舐めてかかってる大和さん最高でしたね。
しらいむさんの大変いやらしい囁き声で「ここなちゃん」とか正直やめてほしいくらい最高でしたね。
そんな大和さんにごまかされてあげるという、ナギが大和さんの一枚上をいったやり取りしたの最高でしたね。
窮鼠猫を噛んだ決定的瞬間たまんないです。
4章3話ー!
アイドリッシュセブンに対し、テレビ局のスタッフが持つ印象が意外と辛酸だったのにびっくりしました。
進行に気遣いのできないフリーダム集団をまとめあげた、一織だからできる細やかな配慮ってのを見せつけられました。
リーダーならともかく、センターが交代することで何がどうなんのってイメージあったくらいなんですけれど。
こういう違いをきちんと描写してくれるの、さすがとしか。
モブの会話で三月を評価しているのが特にアイドルファンやってない男性だけってのも、この時点だと、そっかあって。世知辛いです。
4章4話ー!
メッゾの、この何とも言えない距離の置き方が…マイスターvol.5のインタビューは、かなりお互いのこと大切に思ってますってのを表に出していたと思ったんですが。
やはりあれは営業トークだったんでしょうか。
それとも時系列がこの後ということでしょうか。
一緒にはいるけど、一緒にいたいからではなく、一緒にいる必要があるだけっていう濁った空気!
千が映画の話を断ろうとする大和さんへ楽屋に直談判しにきた、今回のお話ですが。
千の「大和くん、来なさい」には凄く興奮しました。
大和さんの「嫌です」にも凄く興奮しました。
お兄さんぶってるお兄さんのお兄さんがきちゃったこの感じさーーー!!!
興奮以外に何をすればいいのか…。
ゴキブリのような目で見たり、ゴミを見るよう視線だったり、千の語る二階堂大和くんの芸能人嫌い描写本当にたまらないです。
大和さんと千の2部PVの台詞がこのシーンできたのは、おお!ってなりました。
芸能界における千の力がとんでもない描写が出てくるのも、ここ、おお!ってなりますよね。
パワハラでも保護でも万能なリヴァーレ様。
一方の楽屋組と言えば。
大和が千にガルルする度、一織がきょどっちゃうの可愛いですよね。
映画の話がまず来た時も、あのリヴァーレの…?!みたいな反応を一織していましたし。
リヴァーレのことを、恐れ多い先輩扱いしている一織が物珍しくて。
ほら、とりっが相手だと、一織アレじゃないですか。天にぃのことで一織アレになっちゃうじゃないですか。
百のファンについての語りも、この後起こるファン同士のいざこざについても、PASH!で文太先生がインタビューで書かれていたファンサイトの研究がこういう形でも生きてきたのか?!とめっちゃ唸ってしまいました。
目の付けどころが凄く面白くて。
アイドルはステージの上の存在だけど、世界はそれだけじゃない。
そこにアイドルがいたら、アイドルを応援するファンだっている。
それを含めての世界観ってのをがっちり作っているのは、個性としても強いし、何よりそれをアイドル達にとっての試練のネタに使ってんのが残酷で面白い。
多角的な視界を持ってお話作られてんの凄いなあと、改めて惚れ惚れとしてしまいます。
でさーーーーーーーー!!!
今回更新分と言えばここからが本番で!!
やまみつの「いってきます」「いってらっしゃい」の掛け合い、あれ何なんですか?!
さすがの私もこれは夫婦としか言いようがありませんでしたけど?!
ありがとう!!ナチュラルにこんな空気作ってくれる公式ありがとう!!